ビジネスの成功者を見て嫉妬したり自信を失ったりしないための考え方

個人でビジネスを実践していると、どうしても自分より先に成功を手にしている人の存在は気になってしまうものです。
既に実績を出した人に対してポジティブな刺激をもらい、そこから得た学びや精神的な充実感を自分のビジネスにつなげていけるなら非常に理想的なことですが、なかなか他人の成功をプラスに捉えるのも難しいことかもしれません。
成功者に対して過度な嫉妬心を抱いて自己嫌悪に陥ったり、あるいは、『自分はあの人みたいに成功することはできない』と自信を喪失してしまう人も少なくないでしょう。
しかし、成功者の声に対して真摯に耳を傾け、参考になる部分を積極的に取り入れることは、自身の成長に大きく貢献してくれます。
実績者の声を聞くことに恐れや嫉妬心を抱くのではなく、そこから多くの学びを得て自らのビジネスに活かしていくことが大切ですね。

自分より先を歩く成功者に対して何を思うか?

 
まず初めにことわっておきますが、成功者の姿を見て嫉妬を感じたり、あるいは自信を失いそうになってしまうのは、あなただけに限った話ではありません。
僕も同様の気持ちになることもありますし、既に素晴らしい成果を残している僕のコンサル生からも、過去に何度もそのような内容のご相談を受けてきました。
ですので、まずは『実績者に対して嫉妬したり自信をなくす』という悩みは自分だけのものではないと感じて心の荷を軽くしてみましょう。
そして、次に意識すべきことは、『どれだけ憂いても現実は変わらない』ということ。
つまり、僕たちがどのように感じようと、自分よりも成果を出している人がいるという現実は変わることがありませんし、僕たちが取り組んできた過去を変えることもできません。
僕たちが変えることができる唯一のものは未来です。
未来を変えるために現実から少しでも多くのことを学び取り、変えられない現実から少しでも有意義な学びを受けとるほかはないのです。
それでは、どのような視点から、成功者の存在を見ていけばいいのか、具体的に解説をしていきます。
 

1,自分にとって最優先すべきことを考える

 
  • 『自分は何のためにビジネスをやっているのか』
  • 『自分は最終的にどうなっていきたいのか』
こんな根源的な目的について考えてみましょう。
恐らく、僕もあなたも『自分の目標を達成したい』、『理想の未来を掴みたい』という思いに突き動かされてビジネスに取り組んでいると思います。
その最優先すべき目標を考える上で、他者(過去の実績者やライバル)の存在は浮かび上がらないはずです。
僕たちは自分の目標を達成することにフォーカスすべきであって、他者との一時的な比較にプライオリティを置くべきではありません。
 

2,過去よりも未来にフォーカスする

 
成功者を見て嫉妬してしまう人の多くは、その成功者そのものに対してネガティブな感情を持っているわけではありません。
  • 『あいつと同じくらい頑張ったはずなのに』
  • 『あいつよりも前からビジネスを頑張っても上手くいかないなんて』
このように、あなたが抱えるネガティブな感情は、自分自身の理想と現実の不一致からもたらされる場合がほとんどで、他者(成功者)の存在は単なる引き金でしかないんですよね。
つまり、成功者の姿を見て自信を失ったり嫉妬心を抱えて、ビジネスを停滞させてしまうことは、『自分の過去に縛られて未来を放棄してしまう』ことと同じだということです。
何度も言いますが、過去や現在を変えることはできません。
変えることができるのは、その過去や未来の捉え方と、自分自身の未来だけ。
過去にフォーカスするのではなく、未来のことだけ最優先に考えていきましょう。
 

3,感情論ではなく論理的で建設的なギャップを意識する

 
過去の成功事例から学ぶことは非常に有意義なことですが、感情論のみで成功者と自分の間にある差を意識してしまっても建設的な発想を得ることはできません。
端的にいうと、凹んだり落ち込んだり、やるせなさを感じてしまうだけだと思います。
一度やる気が落ちてしまうとビジネスへの取り組み方や行動量に悪影響が及んでしまうので、実績者の姿を見る時は感情論ではなく、理屈で語れる差を意識していくといいでしょう。
成功者と自分との間に存在するテクニカルな領域の差を論理的に考え、『自分に活かせるものはないだろうか?』、『これから先どのように取り組めばいいだろうか?』と前向きに考えてきことが大切です。
ここで『なぜ自分はダメだったのか?』と考えだしてもキリがないですし、いたずらに自信を喪失し続けてしまうだけなので、『なぜダメなのか?』という後ろ向きな捉え方ではなく、『どう向上できるのか?』という前向きな考え方で、具体的なアイデアを拾い上げていきましょう。
そうすることで、他人の成功例を自分にとっての生きた教材にすることができます。
 

最後に

 
僕は周りの友人やビジネス仲間の成功例を聞くと、非常に嬉しいことだと感じます。
なぜなら、『既に成功している人がいる』という事実は、『僕だってもっともっと向上の余地があるかもしれない』という希望につながるからです。
もし、僕の周りに誰も成功者がいなければ、自分自身が開拓者として道を切り拓かなければならないことになり、その方が遥かに精神的な負担も大きいでしょう。
成功者の存在をポジティブに捉えて、少しでも多くのことを吸収し、自分の成功だけにフォーカスしていくことが大切ですね。 

0コメント

  • 1000 / 1000